以下のような方法を用いて、苦痛 のない検査、見逃しのない検査を心掛けています。
*胃カメラと大腸カメラを同日に一度に受けて頂くことも可能です。
カメラを挿入していく際の痛みをより少なくするために、「水浸法」という方法(検査時に空気をいれて腸を膨らませるのでなく、水を満たして検査する方法)でカメラの挿入を行っております。
空気に比べ、生体吸収性に優れた炭酸ガス(CO2)を使用しますので、検査後の張りや痛みがほとんどなく、患者様の負担軽減と、スムーズで安心・安全な検査に繋がります。
鎮静薬、鎮痛薬を使いながら楽に受けて頂くことができます。
女性の患者様で、男性医師に大腸カメラをされることに抵抗がおありの方には経験豊富な女性医師(大平医師)を指名することももちろん可能です。
近年では電気を使わないでポリープを切除する、コールドスネアポリペクトミーという切除方法があり、当院でも行っています。
10mm以上の大きさのポリープや、出血しやすい形のポリープを発見した場合には提携病院へご紹介させていただきます。
10mm未満のものは当院で日帰りでの切除が可能です。
切除すべき腺腫かを診断
ポリープをスネアで掴んで
取り残さないように締め付けて
一括で切り落とします。
1割負担 | 2割負担 | 3割負担 | |
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大腸内視鏡検査 | 約2,000円 | 約4,000円 | 約6,000円 |
大腸内視鏡検査 + 生検法 | 約5,000円 | 約10,000円 | 約9,000円 ~ 15,000円 |
大腸内視鏡検査 + 粘膜切除術 | 約7,000円 | 約14,000円 | 約18,000円 ~ 23,000円 |
まず大腸カメラの術前診察が必要ですので、ネット予約、またはお電話で術前診察の予約をお取りください。
診察と検査内容の説明を行います。
診察では、大腸内視鏡検査の経験の有無、アレルギーの有無、現在服用を続けているお薬の種類などをお尋ねします。
おくすり手帳をお持ちいただくか、内服薬をそのままお持ちいただくか、いずれかのご準備をお願いします。
検査前の下剤の服用方法、また検査までの食事内容の説明をいたします。
その後、検査日をご予約していただきます。
朝から検査食(朝昼晩3食分)や消化の良いもの(お粥やうどんなど)を食べてください。
食物繊維の多い食品は控えてください(野菜・海藻・きのこ・こんにゃく・果実の種など)。
夕食は20時までに済ませてください。
20時以降も水・お茶・スポーツドリンクなどは摂取していただけます。
※飲酒は控えてください。
就寝前に下剤(錠剤)を内服していただきます。
検査食の一例
大腸をきれいにするために、液体の下剤を1.5~2リットル飲んでいただきます。
当院は「前処置スペース」を設けておりますので、院内で下剤を服用していただくことも可能です。
診察時(検査予約時)にご相談ください。血圧や心臓の薬は、検査当日の午前7時までに内服してください。
糖尿病の薬は、検査当日の朝と昼は内服しないでください。
液体下剤のイメージ
ご来院後、問診票・同意書等を提出していただきます。
おなかの状態や排便状況を確認させていただきます。
排便状況によっては(まだ便が透明になっていなければ)追加の処置を行う場合があります。
排便状況により検査順番が前後することがあります。
内視鏡室にお入りいただき、前処置を始めます。
血圧と血中酸素濃度測定を生体モニター装置で測定します。
その後、麻酔を投与する静脈ルートをとり、鎮痛・鎮静剤を静脈に投与します。
肛門から内視鏡を挿入して、大腸(結腸、直腸)の内部を隅々まで観察します。
大腸ポリープや早期大腸がんが見つかった場合、切除できるものであれば、事前のご希望に合わせてその場で切除することも可能です。
検査時間は15~20分程度です。
大腸ポリープや早期大腸がん切除を行う場合には、個数・部位によっても異なりますが、20~40分程度かかります。
鎮静剤が覚めるまでリカバリーベッドでお休みください。
十分に目が覚めましたら、診察室にて大腸内視鏡の結果説明を行います。